内的営力
地球の運動、地球上の起伏について説明していきます。
地球の最高地点はエベレストの8848m、最深地点(海底)はチャレンジャー海淵の-10920mになります。地球一周40000万㎞となるので、地球全体の規模で考えるとエベレストも全く気になりませんが、地球に大きな力が働き、このような起伏を形成するのです。
地球を形成する力として地球の内側から働く内的営力と地球の外側から働く外的営力があります。内的営力には造陸運動、造山運動、火山運動などが挙げられ、大規模な地形をつくります。地球の内部には地殻、マントル、核(内核・外核)に分けられます。内核では6000℃と非常に高温であり、この熱エネルギーが内的営力の源です。外的営力は太陽エネルギーがエネルギー源であり、風化、侵食、運搬、堆積とよばれる力が内的営力によって形成された地形を改変していきます。
プレートテクトニクス
地殻とマントル上部を合わせた厚さ約100㎞の部分をプレートと呼び、地表面には十数枚のプレートがあります。プレートテクトニクスとはプレートの下部にあるマントルが流動的に動くことで、プレートも合わせて移動するという考えです。(諸説あります)
人類は地球内部の99%は見ていないのでわからないことも多いですが、地震波を利用して調査をするなど研究がすすめられています。
1912年、気象学者であったウェゲナーは大陸移動説を提唱しました。アフリカ西岸と南アメリカ大陸東岸の形が似ていることから、大陸は移動していると考えたのです。元々大陸はひとつづきのパンゲアと呼ばれる大陸が存在し、その後、ローラシアランドとゴンドワナランドに分裂、そして現在の六大陸に分かれたとされています。今ではプレートテクトニクスの理論は人々に受け入れられていますが、当時は大陸が動くという考えは批判されました。
ローラシアランド…北アメリカ大陸とユーラシア大陸がつながった大陸
ゴンドワナランド…アフリカ、オーストラリア、南米、インド、南極がつながった大陸
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