内的営力とプレートテクトニクス

系統地理

内的営力

地球の運動、地球上の起伏について説明していきます。
地球の最高地点はエベレストの8848m、最深地点(海底)はチャレンジャー海淵の-10920mになります。地球一周40000万㎞となるので、地球全体の規模で考えるとエベレストも全く気になりませんが、地球に大きな力が働き、このような起伏を形成するのです。

地球を形成する力として地球の内側から働く内的営力と地球の外側から働く外的営力があります。内的営力には造陸運動、造山運動、火山運動などが挙げられ、大規模な地形をつくります。地球の内部には地殻、マントル、核(内核・外核)に分けられます。内核では約4000~600℃と非常に高温であり、この熱エネルギーが内的営力の源です。一方、外的営力は太陽エネルギーがエネルギー源となり、水・波・風・氷が生み出され、風化、侵食、運搬、堆積とよばれる力が働きます。外的営力は内的営力によって形成された地形を改変して、扇状地や三角州などの小地形を作り出します。

プレートテクトニクス

プレートとは地殻と上部マントル(※リソスフェア)にあたる約100㎞の岩石層であり、十数枚に分かれて地表面に存在するといわれています。

プレートテクトニクスとはやわらかく流動しやすいアセノスフェア(マントル)の対流にのって水平移動することにより、大陸も移動しているという考えです。(諸説あります)

赤い点線がプレートの境界を示している。


ちなみにマントル内の大規模な対流(プルーム)をもとに、地球が変動するという理論をプルームテクトニクスといいます。プレートテクトニクスが、厚さ100㎞のプレート変動を扱うのに対して、プルームテクトニクスは深さ2900㎞にもなるマントル全体の動きを検討した考えです。

マントルの中では、高温になったマントル成分が上昇するホットプルームと、周辺より温度が低く、マントル表層から中心へ向かって下降するコールドプルームが存在します。ホットプルームは現在、アフリカなどにありますが、マントルの対流がアフリカ大地溝帯のように大陸を分裂させたり、プレート移動の原動力になっていると考えられます。人類は地球内部の99%を見ていないので、わからないことも多いですが、地震波を利用して地球内部の調査が行われています。

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