ケスタ・メサ・ビュート・モナドノック

小地形

ケスタ

ケスタとは急斜面と緩斜面が連続する地形です。構造平野が傾いて地表に現れ、硬い地層と軟らかい地層が交互に積み重なっている場合に見られます。
軟層は侵食がすすみ低地となり、硬層は侵食から取り残され丘陵を形成します。このように選択侵食(差別侵食)が進むことで地形が形成されます。ケスタが見られる場所としてはパリ盆地、ロンドン盆地が有名です。ブドウは水はけがよい丘陵で栽培されますが、パリ盆地では水はけのよい急斜面でブドウ畑緩斜面では小麦畑として土地活用がされています。

メサ・ビュート

構造平野などが風化や河川の侵食によって侵食され、硬い層が侵食から取り残されて形成したテーブル状の地形がメサであり、塔状に残った小規模のものをビュートと呼んでいます。 例)アメリカ合衆国 モニュメントバレー

モナドノック

硬い岩石が周囲の侵食から取り残されて形成された地形をモナドノックといいます。残丘とも呼ばれ、準平原などに一段盛りあがって形成された丘陵性の地形です。

例)エアーズロック(オーストラリア)

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