地図記号

系統地理

地形図には様々な記号や等高線が存在して苦手な方も多いですが、
地表の事象を網羅的に表現するには、地図記号が欠かせません。
地図記号を覚えや等高線のルールを理解し、地図から地形を読めるようなりましょう。
今回は全てではないですが、下記に地図記号を載せています。参考にしてください。

地図記号は時代の変化とともに見直しが行われ、少しずつ形を変えてきました。
時代によって新しく地図記号を追加したり、使われなくなった地図記号は削除されたりします。

例えば、現在の田を表す地図記号は1つですが、昔は冬場に地面が乾く田を乾田、冬場でも水のある田を水田、さらに泥が深い田は沼田と3つに区別していました。水田の地図記号には水が張っているように下に横線を入れ、沼の深い沼田にはもう1本横線を入れました。昔の地図は軍事的観点が必要であり、冬場に軍事車両が通行できるのか、地図から読み取ることが求められたのです。

その他、風車、老人ホーム、自然災害伝承碑などは新しく生まれた地図記号です。
地図記号以外にもピクトグラムなど伝わりやすいデザインが求められています。
ピクトグラムとは情報を誰にでも、言葉を使わなくても伝わりやすいデザインに単純化されたものです。
都市部や空港などでよく見ることができ、海外からの観光客にも伝わるように工夫されています。

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